木造住宅」と聞いて、みなさんがまず心配されるのが蟻害、すなわちシロアリによる被害とその対策です。ご存知のように、県内におけるシロアリの活動は非常に活発で、特に輸入材によって建てられた家の被害には長年、悩まされてきました。つまり九州以北で行われている家づくりをそのまま県内に移入しても耐久性は確保できない、ということです。
そこで私たちは、沖縄では先駆的に「ハウスガードシステム」を導入した木造の住まいづくりを推し進めてきました。このハウスガードシステムでは土台や柱・筋交などすべての構造材に、圧力(の差)を利用して材の内部深くまで防蟻・防腐剤を浸透させます(薬剤を木材の表面に塗るのでは不十分と考えます)。なお、この薬剤は主に銅と塩化ベンザルコニウム(歯磨き粉やハンドクリームに使われている)から構成されていて、安全性も確立されています。
また、シロアリは地中に蟻道をつくって床下の隙間から住宅へと侵入してくることから、ハウスガードでは床下の給排水管まわりにも防蟻処理を施します。こうすることで10年間の保証が付与され、さらに10年後の再施工を受けることで新築から20年間の蟻害保証を実現しています。人体に悪影響をおよぼさない薬剤を加圧注入した飫肥(おび)杉で建てる「木の家」を、私たちは自信をもってご提案しています。
| 1.私たちのこだわり | 2.シロアリ対策 | 3.防火対策 | 4.丈夫で長持ち |